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理事長挨拶

「行動するシンクタンク」から「地域に愛されるシンクタンク」へ

脇田 安大
理事長
菊森 淳文

 (公財)ながさき地域政策研究所は、県内外の皆様に支えていただきながら、「行動するシンクタンク」として成長してきました。シンクタンクの役割には、大きく分けると「政策提言」と「コンサルテイング」があります。政策提言は、政策目標を達成するために、より広い視野、民間的な発想を持って、効果的で効率的な政策を提案するものです。コンサルテイングは、国・県・市町村等が課題として取り上げる具体的な問題に、解決策(ソリューション)を提示するものです。政策提言によって、より広い視野、より高い政策的見地からのコンサルテイングができ、コンサルテイングによってより現実的で妥当な政策提言を行うことができます。この点から、政策提言とコンサルテイングは、いわばシンクタンクにとっての車の両輪です。
 私どもの目標は、自治体や地域の具体的な問題解決に知恵を絞って、「豊かな地域を築くこと」ですが、これを支える地域の人材を育成し、企画力を付け、自立できる地域を作ることでもあります。企画力とは、未知の課題に直面した際に、解決策に気付き発想する力と、事実を調査し目標に向けて論理を組み立てる力ですが、その根本には地域を思う「熱い心」が無くてはなりません。今、自治体や地域が抱える最大の課題は、人口減少や財政制約のある中で、いかに地域振興を図るか、地域の担い手である人材をいかに育成するかではないでしょうか。
 これからの新しい地域社会・経済や産業構造の変化を考えると。国・県の戦略・政策の方向性に沿った、新しい観光分野、第四次産業革命(IoT・ロボット・AI等)、医療・福祉分野、少子化対策、地球温暖化対策等に関する業務を強化していかなければなりません。  私どもはこれまで、地方創生の時代にふさわしい、行財政改革・効率化と地域振興策を大きな柱として業務を運営してまいりました。今後も、地域が抱える多様な課題に取り組み、「地域に愛されるシンクタンク」として、皆さんと一緒に進んでまいりたいと考えます。

公益財団法人ながさき地域政策研究所
理 事 長  菊 森 淳 文