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菊森淳文からのメッセージ

行動するシンクタンク

菊森 淳文
研究所長
菊森 淳文

 (公財)ながさき地域政策研究所は、県内外の皆様に支えられながら、「行動するシンクタンク」として成長して来ました。シンクタンクの業務には、大きく分けると「政策提言」と「コンサルテイング」があります。政策提言は、政策目標を達成するために、より広い視野、民間的な発想を持って、効果的で効率的な政策を提案するものです。コンサルテイングは、国・県・市町村等が課題として採り上げる具体的な問題に解決策(ソリューション)を提示するものです。政策提言によってより広い視野、より高い政策的見地からのコンサルテイングを行うことが出来、コンサルテイングによってより現実的で妥当な政策提言を行うことが出来ます。このような点から、政策提言とコンサルテイングは、いわばシンクタンクにとって車の両輪です。
 私どもが目指す「行動するシンクタンク」とは、単に分析書や報告書を書くだけの「第三者的」「評論家的」シンクタンクではなく、政策提言を具体化する方法を行政や民間・NPO・住民等と共に考え、行動し、実際に結果を出したり、コンサルテイングによって、具体的な事例を通じて地域振興に役立つという「主体的」シンクタンクです。
 私どもの目標は、自治体や地域の具体的な問題解決に知恵を絞って豊かな地域を築くことですが、これを支える地域の人材を育成し、企画力を付け、自立出来る地域を作ることでもあります。企画力とは、未知の課題に直面した際に、解決策に気づき発想する力と、事実を調査し目標に向けて論理を組み立てる力ですが、その根本には地域を思う熱い心が無くてはなりません。今、自治体や地域が抱える最大の課題は、行財政改革を進めながらいかに地域振興を図るか、地域の担い手である人材をいかに育成するかではないでしょうか。
 私どもはこれまで、地方分権の時代に相応しい、行財政改革・効率化と地域振興策を大きな柱として業務を運営して参りましたが、今後も、地域が抱える多様な課題に取り組むと共に、皆さんと一緒に政策を提言して参りたいと考えます。

公益財団法人ながさき地域政策研究所
研究所長
菊森 淳文