コラム

NBCラジオ経済コラム(3月23日放送) 「諫早市と恵比須様」

2018年03月23日

諌早地域には、合計90体以上の「えびす像」が港や道路わきに置かれています。これを地域資源として街づくりに取り組む「諌早えびす研究会」主催で、「諫早市えべっさんフォーラム」が2月24日開催され、私もパネリストとして参加させていただきました。恵比須様は、七福神の一つで、唯一日本固有の神です。恵比須様を祭る信仰は、全国各地で行われてきて、恵比須様を祭る神社は全国で1,500社あり、「恵比須講」など、物産販売でもにぎわっています。

 九州地域では、佐賀市で800体以上の恵比須像が江戸時代から長崎街道沿いに置かれています。諫早市のほかには、長崎市内では深堀地区に恵比須像が多く存在するなど、恵比須様は、佐賀藩との関係が深いと思われます。私からは次の三点を中心に提案をさせていただきました。

 第一に、観光交流の基本は、担い手とお金です。「観光は街づくり、街づくりは人づくり」と私は言い続けてきました。活動を続けるには、民間活動でお金を少額ずつでも、物産販売・体験交流等から得ることが大切です。

第二に、情報発信により諌早に集客することです。ネットやパブリシテイのほか、ショートフィルムやライトノベルで諌早のえびす像群を取り上げることも効果的です。

第三に、他地域との連携による「恵比須祭り」を開催することです。全国・九州の恵比須祭りを行っている都市と連携して、「恵比須フォーラム」を開催することもいいと思います。

長崎新幹線が平成34年度に開業する予定です。新幹線開業に伴い、諫早市の魅力を高め、情報発信を行うことが必要です。この参考事例として、九州新幹線の開業時に、熊本県・熊本市が行ったことは、「くまモン」の起用、小山薫堂氏によるショートフィルム「熊本で、待ってる」でした。

私が毎月お参りする神社には大黒天が祭られており、大黒天と恵比須様は親子関係です。これら二つの共通点は「笑顔」であり、豊かさと幸運の象徴です。スマホやAIの時代ですが、変わらない「日本人の心」を地元の道端で発見したいものです。

  • 【日時】
  • 2018年03月23日

菊森 淳文

理事長

菊森 淳文

きくもり あつふみ

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