報告

オープンイノベーション・ワークショップ開催報告(介護・福祉DX分野)

2021年12月24日

ながさき地域政策研究所は、オープンイノベーションの実践として、次の通り、ワークショップを、リアル+オンラインで行いました。今回は、「介護・福祉分野でのICT導入・DX化と商品開発」でした。(DX=デジタル・トランスフォーメーション)

・2021年12月6日:第三回「介護・福祉施設や在宅介護における具体的ICT商品の活用と評価」~最初に、社会福祉法人スマイリングパーク(宮崎県都城市)の山田一久理事長に、ご自分の経験から「福祉施設や在宅でのDX化~ICT・ロボットはなぜ導入されるべきなのか~」と題して、講演をしていただきました。同法人は、全国トップクラスのICT活用法人で、高齢者福祉施設・在宅介護・こども園などでDX化を推進して来られました。講演では、幾つかの導入済ICT商品の利用実績と評価をご紹介いただきました。

出席者は、システム開発会社、福祉施設運営者(長崎市・平戸市・五島市・対馬市)、シンクながさき。経営者・運営者・現場の課題解決に向けたICT活用について、意見交換を行いました。DXを進めるためには、現場での使いやすさ、価格はもちろん、組織的に経営トップを説得する方策が必要になることなどが意見交換されました。

今後も、介護・福祉業界、サプライヤー(システム開発会社)、大学・高専などによる、オープンイノベーションの実践に取り組んでいきますので、興味のある方は、ご参加ください(リアル、オンラインいずれも可)。

担当:ながさき地域政策研究所専任研究員・新産業創造ユニットリーダー・濱崎)